自分に問い続けたい
D.O
理学療法士として総合病院に数年間勤務したのち、ホスピス運営をめざし不動産事業を起こす。企業経営者として事業運営の知見を深め、M&Aを通じて自社を売却。その後、理学療法士の国家資格や経験を活かし、成果と実績が報酬に直結する環境を求め、エス・エム・エスに入社。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などリハビリ業界のキャリアパートナーの職に就く。
振り返ることで、前に進んできた
理学療法士から不動産経営者、そして現在のキャリアパートナー(人材紹介の営業職、以下CP)へとキャリアを歩んできました。不動産経営者時代は営業を兼任していましたが、専門の営業職はエス・エム・エスが初めてです。安定した成果を出すために、新人時代から今でも大切にしているのは失敗から学ぶことです。なかでも重要視しているのは振り返りです。目標未達の際には、その原因を徹底的な数値分析を通じて明らかにしています。「いつまでに何をどれだけやるか」という必要な行動量と質を明確にすることで、価値ある成果を安定的に発揮することができるようになり、入社2年目にはチームリーダーのポジションに就くことができました。また、研修を通じて営業の基礎を学び、過去に独学で行っていた営業手法の検証ができたことも良い経験となっています。
営業に転身しても、国家資格はムダにならない
「苦労して理学療法士の国家資格を取得したのに、営業職に就くのはもったいない」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、エス・エム・エスではリハビリ業界で働いた経験を存分に活かすことができ、とても重宝される職場だと思います。現場での勤務経験があるからこそ、キャリアで悩む人の心情や理由を深く理解できますし、就業先を紹介する際には、強い説得力をもって伝えることができます。単に本人の希望にあった就業先を紹介するだけでなく、転職する方の将来の可能性を見据えて、新しい選択肢を提案することも理学療法士だった経験が大いに役立ちます。転職先で活躍できるかどうかを運任せにせず、誰もが活躍できる職場を提供する。これは、人材紹介ならではの介在価値だと思います。そして、これら介在価値を発揮するために、前職の経験が活かせていると自信をもって言えます。
どれだけ仕事をこなしたかより、どれだけ価値提供できたか
他者にどれだけ価値を発揮できるかが、仕事の本質。この考えは、幼少時の原体験に根ざしています。当時、祖父は重い病に苦しみ麻痺を患っていました。起床も難しかったのですが、理学療法士の介入によって歩行が可能になり、最終的には自動車の運転までできるようになりました。提供する価値の大きさに感銘を受けたことが、私が理学療法士をめざすきっかけとなり、誰かのために価値発揮したいという思いの源泉となりました。CPは営業職ですので、営業成績も重要です。しかし、誰かにどれだけ貢献できたか、その価値の大きさを測る一つの指標が売上なのだと思います。転職する方も、転職先となる事業所も、その先にいる患者様も、誰もが価値を感じられるマッチングの創造にこだわりたいです。そして、こだわれる自分でいるために、自己研鑽を続けたいです。