そんな自負と責任を胸に
Y.N
高校生のとき祖父が病気になったことをきっかけに、医療や福祉業界で働く人たちや仕事に興味を持つ。新卒で社会福祉士となり、病院のソーシャルワーカーや老人保健施設の相談員として4年間働く。その後将来のキャリア形成のために新しい道を模索し、エス・エム・エスのキャリアパートナーという仕事に出会う。2年目からはチームリーダーに就任し、個人のみならず組織を牽引する存在としても活躍している。
両者の条件に叶うマッチングができたときが喜び
社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持つ相談員の方への転職支援や、事業所の方への対応が私の仕事です。求職者や事業所にニーズをヒアリングして両者をお繋ぎし、求職者様へはキャリアアドバイスも含め、日々面談を行っています。例えば社会福祉士の就職先は、高齢者福祉施設をはじめ、児童相談所や障がい者支援施設、医療機関等、就職先が多岐にわたります。一方で相談員の募集は事業所で1名のことがほとんど。事業所としては限られたポジションだからこそより良い人材を採用したいとお考えなので、ニーズに近い方をご紹介できたときにはやりがいを感じます。また、求職者側としては選択肢が多い分、キャリアを描きにくい世界でもあります。面接でも漠然としたイメージ止まりの方が多いため、希望をくみ取って私が言語化し、5年後、10年後も見据えたキャリアの選択肢を提示できるようなアドバイスを心がけています。
キャリアパートナーになったことで広い視野を獲得
求職者様のキャリアをアドバイスする立場でもありますが、キャリアについては私自身が悩んだ部分でもあります。高校生で福祉業界に興味を持ち、4年間ソーシャルワーカーとして働きました。仕事そのものには満足し、やりがいもありましたが、将来どうなっていきたいのかを考えたとき、もっと異なるアプローチで医療・福祉分野に関わり、キャリアを築きたいと考えるようになり、転職を決めました。そうして選んだキャリアパートナー(人材紹介の営業職、以下CP)の仕事は、医療や介護を必要とする方への支援という点では、行っていることの本質は以前と変わらないと感じています。しかし利用者様やご家族様に焦点を当てていたところから、その事業所や地域全体における福祉の充実という、より広い視野での支援へと目線が変わりました。多くの事業所を俯瞰して把握しているからこそ、求職者様に対して長期的なキャリアを見据えた就業先を提示できる点も、CPならではの価値貢献だと思います。大きな枠組みで物事を考えられるようになり、より一層社会貢献ができている充実感があるので、この仕事を選んで良かったと感じています。
多くの成功と失敗の体験が、自分を成長させてくれた
入社2年目にはチームリーダーに任命されました。チームとしてどうすれば成果が上がるか、みんなで考え、相談や進捗確認も行いながら結果を出そうと頑張っています。私はもともと自分に自信がないタイプでしたが、この会社に入社し、リーダーとなったことで、自分の考え方や行動に自信を持ち、考えを臆さず伝えられるようになりました。それはCPとして相手の考えをくみ取った言語化や、非対面のコミュニケーションでもわかりやすく工夫して伝えるなど、失敗をしつつも多くの人に支えられ、たくさんの成功体験を積むことができたからだと思っています。そして何より、フラットに意見を交わして互いに認めあい、称賛し合う風土が会社にあることが、成長につながっています。この恵まれた環境で己の務めを果たしながら、自分自身の未来もしっかり描いていきたいと思います。